今サラリーマンでシステムエンジニアやってるけど、フリーランスってどうなんだろう?
フリーランスってどうなのか、気になりますよね。
この記事はフリーランスのシステムエンジニアについての内容です。
まずは、フリーランスに向いている人、向いていない人について書いてみました。
フリーランス システムエンジニアに向いている人。
- スキルを持っている人
- 独立志向が強い人
- 工夫ができる人
- 日々勉強できる人
フリーランス システムエンジニアに向いていない人。
- 安定を求めるひと
- スキルがない人
- 土日休みが欲しい人
いかがですか?
向いている人だった人はこのまま読み進めてください。
向いていない人は残念ながら、この記事ではお役に立てないかもしれません。
向いていなかった方も、フリーランスという働き方を知った上で、サラリーマンを選択することが重要だと思います。
また、フリーランスに向いている人であったとしても、わからないことがあると不安ですよね?
メリット・デメリットを知って、今後のライフスタイルの検討に役立てていただければと思います。
フリーランスのメリット
自分の裁量で仕事ができる→働く条件を自由にコントロール可能
1番のメリットは自分の裁量で仕事をコントロールできるようになることでしょう。雇用契約次第なので、働く場所も時間も給料も自由にコントロール可能です。
上司からのパワハラや好きでもない方との仕事が嫌な場合もその悩みから解放されます。もし、そういった人たちと仕事をしなければならなかったとしても、その場限りの付き合いをして、次回からは別の職場を選ぶ、ということがフリーランスという働き方であれば可能になり、そういったストレスからも解放されます。
仕事上のお金を経費にできる。(節税できる)
サラリーマンの方にはあまり馴染みがないことですが、仕事で使ったお金を「経費」にすることができます。これだけではこれがなんのメリットなの?となりますよね。簡単にいうと節税がしやすくなるということです。普通に働いていると所得税がかかるのですが、所得税は所得に対してかかります。その所得は下記のように計算されます。
所得 = 売上 − 経費
「売上」は価値提供に対して得られる対価です。「経費」は仕事で使ったお金です。ここで、税金は「所得」に対して、支払う必要があります。
つまり、所得が高いと、払う税金も高くなります。
具体例を出すと下記2点を前提として、
・フリーランスで年間500万円の売上です。
・年500万円の所得の場合所得税を20%とします。
<経費を使わなかった場合の所得税>
500万円 × 20% = 100万円
<売上を作るために20万円のパソコンを購入して経費にした場合>
(500万円 − 20万円) × 20% = 96万円
経費を使わなかったら100万円所得税として支払いが必要ですが、経費を使った方は20万円のパソコンと現金4万円の差ができます。
このように、経費をうまく活用することによって、サラリーマン時代よりも可処分所得が多くなることがあります。
※どこまで経費にできるかどうかなどは、人それぞれなので専門家である会計士さん、税理士さんに相談しましょう。
フリーランスのデメリット
仕事が不安定である。収入が安定しない
好きな仕事が選べる。時間も自由。。。というのは、契約形態や自分のスキルなどによります。サラリーマンという働き方が嫌な方に取っては、自分でコントロールする方法を学ぶか、何もしてなくてもクライアントから仕事をいただけるほどのスキルを持っていないと難しいかもしれません。
<解決策>
このデメリットについて、仕事が不安定というのは、仕事がなくなることを大きく指しているかと考えます。収入が不安定というよりなくなる方が圧倒的に恐怖ですからね。
下記にも記載していますが、そもそも現状では、IT人材は不足しているので、仕事がなくなることはないです。
なので、現役でシステムエンジニアをやっている人が、フリーランスになって全くご飯が食べられないという状況にはなりにくいです。
それでも不安ということであれば、エージェントに登録しておくことで、仕事を紹介してもらえるので、登録しておくことをお勧めします。
あとミッドワークスでは正社員並みの保証が受けられれ、給与保証もありますので、有効活用しましょう。
福利厚生、社会保険、手当、有給、ボーナスがない
サラリーマンは福利厚生や手当てなどがあり、安定感がありますよね。
フリーランスになるとそういったものはなくなります。
<解決策>
平均給与はサラリーマンとほぼ変化なしですから、実質的にはボーナスは変わらないですよね。むしろ、自分が頑張る分だけ、収入を増やすことができます。
なので、手当て、有給、ボーナスについては、自分のスキル次第でカバーできます。
また、節税など、サラリーマンではなかなか扱うことができない経費を扱うことができます。
会社の福利厚生も自分が使わないものもあるかもしれませんしね。
自分でコントロールできる範囲があるため、工夫すればデメリットではなくなるのではないかと思います。
確定申告、納税など業務の雑務が増える
サラリーマンの方だと、会社が年末調整で肩代わりしてくれますが、自分でやる必要が出てくるのは事実でしょう。
<解決策>
確かに増加する部分もありますが、最近ではfreeeeやmoneyforwardなどのツールもありますし、税理士さんにお願いすることもできます。
社会的信用が低い
フリーランス人口が増えてきていると言えども、やはり後ろ盾がないですから社会的信用はどうしても低くなってしまいます。
これによる影響は、ローンが組めなくなることがデメリットですね。
<解決策>
クレジットや、ローンはサラリーマンをしている人は先に使ってからの方が良いです。
できないことではないですが、直近でこの流れは続くと思います。
法整備もまだ整備されていないので、1番のデメリットかもしれません。
そもそもフリーランスって?→普通になりつつある働き方
ここでは、まずフリーランスとは何か?からフリーランスが増加し、フリーランスという働き方が普通になってくるということを説明したいと思います。
そもそもフリーランスとは?
フリーランス協会(https://www.freelance-jp.org/)によると
特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、 自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人
つまりは、自分の名前で価値を提供して稼いでいる人たちです。
フリーランスという働き方が増えてきている
ランサーズのwebサイトによるとフリーランス人口が増加していることが記述されています。
アメリカでは35%の方がフリーランスなんですね。
この広義のフリーランスというのは、曖昧な表現ですが、ライターやプログラマー、デザイナーなどの他に俳優、女優なども含まれた数になっています。
注目するポイントは、世界的にもフリーランスが増えてきている。
というところだと思います。
今後ますます、フリーランス人口が増加していくことが予想されます。
厚生労働省が副業/兼業をすすめている
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000192188.html
厚生労働省
厚生労働省は副業を進める事によって、労働者と企業にメリットが生まれることを挙げています。
■労働者メリット:
- 離職せずとも別の仕事に就くことが可能となり、スキルや経験を得るこ とで、労働者が主体的にキャリアを形成することができる。
- 本業の所得を活かして、自分がやりたいことに挑戦でき、自己実現を追 求することができる。
- 所得が増加する。
- 本業を続けつつ、よりリスクの小さい形で将来の起業・転職に向けた準 備・試行ができる。
■企業側メリット:
- 労働者が社内では得られない知識・スキルを獲得することができる。
- 労働者の自律性・自主性を促すことができる。
- 優秀な人材の獲得・流出の防止ができ、競争力が向上する。
- 労働者が社外から新たな知識・情報や人脈を入れることで、事業機会の拡大につながる。
上記のスキルアップ、自己実現、所得アップなどのメリットが得られるのであれば、積極的に副業をしていきたいと思えますね。
副業をしながら、スキルやクライアントなどの人脈も手に入り独立の準備が整えば、条件の良いフリーランスを目指すのは普通の流れだと思います。
IT人材の不足→複数企業で複業するSEのフリーランスが増加する
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf
経済産業省(みずほ情報総研委託) 2008
経済産業省の調べによると、2008年時点の資料ですが、すでに24万人のIT人材が足りていないと示しています。今後どんどんとIT人材不足が加速していき、少なく見積もっても2030年には40万人のIT人材が不足すると推測されています。
したがって、たくさんのIT人材を抱えることができる企業は数が限られてくるはずです。
そうするとスキルを持ったIT人材は多くの企業から引く手あまたという状況になることが想定されます。
そういった方達はフリーランスとして、一つの企業に所属する働き方ではなく、複数の企業で副業することが求められてくるのではないかと想定されます。
なので、今後SEがフリーランスとして活躍することが普通になってくると考えられます。
ただ、現時点ではフリーランスという働き方はまだ浸透しておらず、イメージしづらい状況であると言えます。
メリットとデメリットを理解し、デメリットに対する対策案を考えつつ、フリーランスSEになる検討をしていただければと思います。
フリーランスとしてスキルアップの時間を作りたい方は下記の記事も参考にしてください。
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